研究室概要

代表者2:
東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻 特任教授 阿部力也
共同研究者:
東京大学大学院工学系研究科 システム創成学専攻 特任准教授 田中謙司

研究内容:
本研究室は、東京大学総長室総括プロジェクト機構 総括寄付講座 「電力ネットワークイノベーション(デジタルグリッド) 」内に設置されたものです。
消費者主体の電力システムのデザイン、シミュレーション、政策提言等を研究対象としています。

特に自然エネルギー発電・情報融合型電力系統・導入補助政策などを中心に研究を行い、「デジタルグリッド」という分散型電力系統と基幹電力系統のハイブリッド型グリッドを提唱しています。
デジタルグリッドは、系統に接続する電力変換器がそれぞれ固有のアドレスを持ち、同時に動作することで電力を目的のところに届けることができると同時に、堅牢で柔軟なインターネットのような構造の電力系統を構築するものです。
新しい電力供給システム
この技術により電力はパケットのように取り扱われ、経済上の重要な財になると考えています。
当研究室では、エネルギーの上流から消費の下流まで、電力ネットワーク、貯蔵技術、ICT技術、需要家プロファイルと需要予測等幅広い研究を全世界を対象に行います。
そしてこれらの研究を通じて持続可能なエネルギー社会を実現すべく具体的に歩みを進めています。

デジタルグリッドコンソーシアム:
このコンセプトを実現するために、一般社団法人(非営利型)「デジタルグリッドコンソーシアム」を2011年9月に設立しました。

(株)デジタルグリッド:
コンソーシアムの開発成果を基に、東大発ベンチャー企業「(株)デジタルグリッド」を2013年11月に設立しました。 世界の電力システムの変革を目指して以下の活動を行っています。
(1)途上国無電化地域の充電サービス事業
(タンザニアを中心としてソーラキオスク185店舗展開中)
(2)先進国の電力識別による電気事業 (福島県郡山市で需要予測、鹿児島県薩摩川内市でブーストハウス実証準備中)
(3)新興国の弱電化地域システム強化事業 (東南アジアで調査実施予定)

What's New

2015.09.13

9月12日-16日に中国天津でAcademy of Engineeringのシンポジウムが開催され,招待講演を行いました.ここでは世界初となるGPS時刻同期複数インバータによるデジタルグリッドセル構想を発表しました.

2015.05.25

6月9日にスペイン、バルセロナで"Smart Rural Grid Symposium"が開催されます。Smart Rural Gridとはデジタルグリッドのセルを実現するものです。EUの補助金をもらってバルセロナの田舎の村で実現準備中です。シンポジウムでは 私がキーノートスピーチを行います。(6月6日から、14日までスペインに出張します)

2011.10.04

日経新聞にコンソーシアムの取り組みが紹介されました。

掲載記事は こちら

2011.07.15

デジタルグリッドの基本特許第4783453号「多端子型非同期連系装置電力機器制御端末装置と電力ネットワークシステムおよびその制御方法」が特許登録されました。

2011.07.11

濱田総長以下を迎えて、安田講堂で開催されたGS+I「太陽光を主要エネルギー源とした文明の構築は可能か?」と題したシンポジウムで「デジタルグリッド」の講演を行いました。

2011.06.30

IEEE(米国電気学会)論文誌Smart Grid Transactionに投稿した論文“Digital Grid: Communicative Electrical Gridsof the Future”, IEEE TRANSACTIONS ON SMART GRID, VOL. 2, NO. 2, JUNE 2011 399,が掲載されました。[ 資料2 : PDF(1.40MB) ]

2011.04.26

北海道新聞「各自核論」に「ライフラインの要‐災害に強い電力融通」が掲載されました。[ 資料3 : PDF(653KB) ]

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